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ミステリー小説の映画化。犯罪心理学者の高倉は、刑事時代に連続殺人鬼を逃してしまい、それにより死傷者もでて、自らも負傷し刑事をやめて引っ越す。大学で犯罪心理学を教えることになるが、同僚から日野市一家失踪事件の話を聞き、興味がわいて昔の刑事仲間の野上と共に調査を..(ネタバレ感想考察↓), この先はネタバレありの感想考察です。他の映画はおすすめ映画ジャンル別も参考にしてください。, 『クリーピー 偽りの隣人』は、犯罪心理学が趣味であり仕事でもある、西島秀俊が演じる高倉と、香川照之が演じるサイコパスとの戦いを描いた、サスペンス・スリラー映画です。G指定とは思えないレベルの、残酷描写があるので、子どもや気になる人は要注意です。, 原作小説は未読なので、純粋に映画だけの感想だけ書いていきますが、サイコパスものとしては、よくある物語だと感じました。しかし役者の演技が素晴らしくて、いまだかつてないくらい、恐ろしいサイコスリラー映画に仕上がってると思います。, 西島秀俊が演じる犯罪心理学者が最もサイコパスに近いという設定は、TVドラマや漫画でも見たことある気がしました。「怪物と戦うものは、自らも怪物とならぬよう心せよ」という言葉を、何か別の映画で聞きましたが、それ以前に高倉は根っからの怪物ですね。, この映画は、その高倉の異常性にもっと焦点をおいて、例えば冒頭の連続殺人鬼が逃げる原因や、刑事の野上が1人で西野家に潜入する理由も、高倉の実験であったとした方が、よりリアルで説得力があった気がします。, しかし実際には警察官たちが無能だったということにされます。西野家のあんな、あやしい場所に相棒なしで1人で潜入する警察官なんて、現実にはいないでしょう。谷本刑事は拳銃も抜かずに、穴に落ちて容疑者の手を取りますが、ボケてるとしか思えません。, 警察が無能すぎると言えば、日野市一家の失踪事件でも、娘の聞き取りが不十分であったり、隣家の遺体を発見できなかったりとずさんすぎます。ちなみに生き残りの娘がちょうど現場にいたり、ちょうど記憶が戻ったりとのご都合主義も減点要素です。, あと、犯人が使う注射器で注入する麻薬?薬?が、万能すぎます。1発で中毒性があり、精神支配も可能で、量により?殺害もできるなんて薬があれば、世の中、同じようなサイコパス犯人があふれかえりそうで、おそろしいです。澪は子どもだから薬なしで恐怖で洗脳したのでしょう。, ラストでは、犬のマックスも?高倉夫妻も洗脳されて家族の一員になります。そして新天地へと旅立ちますが、その先で犬を拳銃で殺すよう指示された高倉が正気に戻り、犯人を射殺して、康子が叫びながら終わります。, その前の描写で、高倉の妻の康子が耳をふさいでるので、彼女も薬がきれて?正気に戻った気がします。高倉は薬が効かないのか切れたのか、康子が薬を注入しなかったのか不明です。, または高倉はもともと犯人以上のサイコパスだったので、薬が効いてたとしても、その異常性が本性を発揮しただけと解釈することもできます。最後のセリフの「落とし穴」とはそのことを指すとも、自分の手を汚さないこととも、ダブルミーニングとも取れます。, 康子が叫んだのは、正気に戻って、自分が犯した犯罪のこわさに耐えきれなくなったのでしょうか。この後の展開は描かれませんが、高倉夫妻と西野の娘が「あっち側」のサイコパス親子に転じる展開もありえそうな終わり方です。, いろいろ気になる点はあり、グロ表現もありますが、役者たちの鬼気迫る演技により、このジャンルの映画としては見ごたえがありますので、ぜひ1度は観ることをおすすめしたいです!. é£ç¶ç£ç¦æ®ºäººäºä»¶ããã¢ãã«ã«ãªã£ãä½åã§ãä¸æ°å³ã§æªããé£äººã®ææããµã¹ãã³ã¹èª¿ã§æããã¦ãã¾ãã