史実の数が少なく王翦列伝などから読み解く以外、信の痕跡を辿ることが難しい。紀元前225年、楚を攻める時に王翦が「60万いる」と言ったことに対し、信は「20万の兵で落とせる」といい、蒙恬とともに行き郢周辺の楚軍を破ります。 その後、三日間追跡され、項燕大敗し将軍を7人も倒される結果に … 太后は毐国では心の安らぎを求めました。 それは、今までの境遇に他なりません。 今までは愛する男に他の男に嫁ぐように言われたり、嫁いだ先の男も周りの戦略から離れることになったりします。 昭王(しょうおう) 秦の第28代君主であり、政の曽祖父の秦王。在位55年のほとんどを戦に明け暮れ、【戦神】と呼ばれる。王騎を始めとして秦国中の武人に慕われた… 嫪毐は趙姫に気に入られる事で大出世を果たす事になりました。しかし、嫪毐の乱を起こして処刑されています、それだけでは収まらずに呂不韋は失脚し趙姫は幽閉されているわけです。趙姫の最後と合わせて嫪毐の乱の全貌を解説します。 キングダムを読んでる人なら、誰でも知っていらっしゃると思いますが、 史実にもでてきているみたいですね。 出生はわかっておりませんが、 呂不韋が政の母親と不倫していたのですが、 性欲の強い太后様のお相手をするのが疲れてきたのか、 子楚の父であり、秦王だった孝文王が崩御したことで、子楚が荘襄王として、正式に秦国の第30代国王になります。 このことで、秦国の太子となった政の趙国からの脱出が計画されます。 政が趙国を脱出するためには、いくつかの関所を通り抜けねばなりません。 そのために、紫夏(しか)という闇商人 … さまざまな武将が武力と知略を駆使し激しい戦いが描かれる『キングダム』ですが、本作に登場するろうあい(嫪毐)という人物をご存じでしょうか?ろうあいはキングダムでは珍しく、愛にまつわるストーリの中心人物です。さらに男のウェポンで天下に名を轟かせ、史実にも記されている歴史上珍しい人物でもあります。当記事では、ろうあい(嫪毐)と愛を育んだ太后(趙姫)との関係性や彼の最後など史実を交えつつ紹介しています。, キングダムに登場するろうあい(嫪毐)は、史実にも語り継がれるほどの人物なのですが、一体どのような人物なのでしょうか?キングダムの太后(趙姫)と深い関係にあったとされているため、当時天下に名を轟かせたのは容易に想像がつきます。ここでは、そんなろうあい(嫪毐)の人物像に迫る前にキングダムの作品情報とろうあいのプロフィールを紹介していきます。, 『キングダム』は原泰久による戦国時代作品です。2006年から「週刊ヤングジャンプ」にて連載され、現在(2020年2月)までに56巻、単行本の累計発行部数が4700万部を突破した人気作品となっています。また第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞受賞作品でもあります。テレビアニメ化が2011年11月に発表され、2012年6月から2013年2月にかけて第1シリーズ、2013年6月から2014年3月にかけて第2シリーズが放送されました。, キングダムは紀元前、500年の争乱が続く春秋戦国時代が舞台となっています。その時代では中国最西に位置する秦国が絶大な力を持っていました。そこで「天下の大将軍」を夢見る戦争孤児の信と漂という名の2人は、夢を叶えるため日々修行に明け暮れていました。ある日、修行をしていた2人の元に秦国大臣である昌文君が現れます。, 彼に実力を見出された漂は宮廷へと仕官し、ついに大将軍の道への切符を手に入れました。しかし、仕官からそれほど時を経ず、漂は深手を負った状態で信の元へと帰ってきたのです。今にも息絶えそうな漂でしたが、最後に紙を信に託します。そこに書いてあったのはある場所を示す地図でした。漂の想いを託された信は、ある場所へとたどり着いたのですが…。, 『キングダム』に登場するろうあい(嫪毐)は、元々下級文官でしたが、男が持つ武器の強さを呂不韋に買われたため宦官の1人として後宮に入った男性です。色欲に狂っていた太后の欲求を満たすためにあてがわれた人物で、宦官のフリをして送り込まれています。著雍戦から二か月後に山陽長官に推す太后と共に朝廷に現れており、その後太后と共に大原で毐国を建国していました。, キングダムのろうあい(嫪毐)と太后(趙姫)との関係は史実に記されています。宦官の1人として後宮に入ったろうあいでしたが、果たして太后との関係性はどれほどの期間に渡って続いたのでしょうか?キングダムにおける2人の関係は、読者を感動させるほどのものとなっているのですが、現実との違いが気になります。ここでは、史実におけるろうあいと趙姫との関係を紹介していきます。, 出典: https://masaru-tomoyume.hatenablog.com, 史実によると、ろうあい(嫪毐)は巨根で知られており、一物を軸にして馬車の車輪を回せるほどだったとされています。これはキングダムと同じく、その特長を秦の宰相を務める呂不韋に見いだされ、宦官の1人となったのでした。, 呂不韋は太后(趙姫)と不義密通を犯す関係にありましたが、老年に差し掛かってきたため太后の欲求を満たすことが難しくなり、太后との関係を清算したいと考えていました。その時に身代わりとしたのがろうあい(嫪毐)です。, ろうあい(嫪毐)の特長を見出した呂不韋は、太后(趙姫)にろうあいのウェポンを売り込もうと考えます。そこで、まずろうあいを自分の食客として雇い入れ、宴を催しました。, その宴では何百という出席者がいたのですが、みんなの酔いが回った時にろうあいを呼び出し、いきなり下半身を露出させたのです。そして馬車の車輪にろうあいのウェポンを嵌めこみ、卑猥な歌詞を歌いながら車輪を回しました。やはり呂不韋は元商人であるため、これにはろうあいという商品を売り込む策略が隠されています。, 呂不偉はなぜろうえいのウェポンで車輪を回させたのでしょうか?車輪を回す、ということ自体想像がつきませんが、常人では到底あり得ない必要な条件が揃っていなければ実際に車輪を回すことはできないでしょう。, それが呂不偉の三カ条です。まず、重たい馬車の車輪を持ち上げるだけの強度、次に車輪が落下しないだけのウェポンの長さと角度、太さ、そして大衆が見ていてもしおらないタフさ。これらの条件が揃うほどのウェポンであれば、太后に対するプレゼンとしては大成功だったようです。, 趙姫は性欲王政な女性だったため、ろうあいの情報にたちまち興味を抱きます。しかし、その時は趙姫が太后であるため、臣官と呼ばれる去勢された男性しか入ることのできない後宮にいたのです。つまり臣官ではないろうあいは入ることが出来ません。そこで、呂不韋がろうあいの髭を抜き取るなどして臣官のような容貌に変えさせ、また宮刑を執行されたという記録までをでっち上げ、ろうあいを趙姫の元へと送ることに成功しました。, 呂不偉のプレゼンは見事成功し、超姫の欲求をたちまち満足させたろうあい(嫪毐)。そしてろうあいも趙姫の欲求に負けないだけの力を持っていました。後宮には秦王政や呂不偉が許可なく入ることができず、また趙姫は秦の人民に尊敬される存在でもありました。そんな趙姫を味方につけたろうあいは、当然野心が生まれます。, 「秦国において最も偉いのは太后であり、その太后を味方に付けている以上、呂不偉でさえも恐れる必要はない」と考えたろうあいは、次第に呂不偉が下す命令さえも聞かなくなったのです。そして太后も後ろ盾となっているため、そんなろうあいになびく人物も出てきました。こうしてろうあいは多く食客を囲うようになり、彼は呂不偉と秦王の存在を脅かす存在となっていきます。, 時は経ち、欲求を満たし合う関係を続けていた2人は、ついに趙姫が懐妊し2人の子供が産まれます。しかし、いかに後宮が密室だとされていても、子供がうろつくため産まれたことを隠し通せるはずがありません。, そしてろうあいと趙姫の密通が密告という形で秦王政の耳に入ることになります。さすがに政は動揺しますが、事態が深刻なため内偵を入れて慎重に確認しようとします。もはや後が引けずこれが最後だと悟ったろうあいは、玉璽を盗み出し兵を動員しました。, キングダムのろうあいは、最後に反乱を起こしていました。では史実におけるろうあいの最後はどのようなものだったのでしょうか?ここではろうあいと趙姫に関する史実での最後、そして2人の関係を繋いだ呂不韋の最後までを交えて紹介していきます。, ろうあいの史実での最後は嫪毐の乱でのことでした。この反乱に成功すれば趙姫との間にできた子供を王位につけ、ろうあい自身は丞相として国政を執ると算段していたのです。ところが、その反乱は秦王政からとっくに読まれており、反乱はあっけなく鎮圧され、ろうあいの最後を決定的なものにしました。ろうあいは王位を狙った大罪人として扱われ、死刑宣告が下されたのです。, ろうあいの処刑は車裂の刑。両手両足と首を縄で馬につないで身動きがとれない状態にし、合図と同時に馬を罪人の反対方向に走らせるという処刑法です。当然、ろうあいの体は無惨にもバラバラに引き裂かれ、一瞬にして最後を迎えました。さらに、秦王政はろうあいと趙姫との間にできた子供までもを処刑させることを命じ、それに対し趙姫は助命を請いますが無駄でした。, 太后は国母としての立場であるため何の罪にも問われず、最後に残ったのは趙姫と呂不韋でした。超姫は愛人とその間にできた子供を殺された衝撃が大きかったため、幽閉された雍城で絶望に明け暮れ、幽閉されてから10年後(紀元前228年)に死去しました。一方、呂不韋はろうあいを後宮に送り込んだ事実が露見したため、彼も数年の時を経へ命を絶つことになります。, 呂不韋の策略に加え、趙姫の欲求を満たすためだけの関係を築き上げているろうあいと、欲求不満のはけ口として利用し続けてきた趙姫。このような関係性なのですが、ろうあいと太后の深い愛に号泣する読者が続出したようです。最後に懐妊して子供を産んだ趙姫でしたが、長い月日を経たことに加えてその出来事も2人の関係を深めるきっかけだったのかもしれません。ここでは、そんな2人の関係を名言から迫っていきましょう。, キングダムの趙姫は、二十年以上乾ききっていた地に水を注いでくれたのはろうあいだと語っています。そしてキングダムの38巻に描かれているのですが、下記の引用をろうあいが残しています。その時に趙姫が涙を流していたため、彼女の心には深い傷があることをろうあいは悟りました。, もしかすると、趙姫の本当の望みは寂しさを紛らわすことだったのかもしれません。趙姫にとってのろうあいは、単なる欲求を満たすための道具にすぎなかったのですが、それでも趙姫に安らぎを与えようと努力するろうあいがいました。そしてそれを契機に、一角の男としての器量と風格を見せていくようになります。, ある夜、私は見てしまった。快楽に顔をゆがめながら太后様が涙をながしておえられるのを, キングダムのろうあいは単なる欲求不満のはけ口として利用されていたのですが、それでも2人の子供をもうけたため、家族の絆は感じていたのではないでしょうか?ろうあいが処刑される前に趙姫が最大級の愛の告白をしており、ろうあいも反乱に趙姫を巻き込みたくないと最後まで庇っていました。上記の名言はろうあいが趙姫に対して述べた名言です。もしかすると、趙姫と同じくろうあい自身も寂しかったのかもしれません。, 道鏡と同じく巨根だけでも語り継がれるのは凄い事ですねw 道鏡にしても1,200年以上、嫪毐に至っては2,200年以上ですものねwww, こちらはキングダムのろうあいが語り継がれてきた歴史について言及されています。その歴史がろうあいの取り柄であるウェポン。道鏡もろうあいと同じくウェポンだけで語り継がれているようなのですが、感想の通り2200年以上もの時を経ても語り継がれるというのは凄いといえるでしょう。, ウェポンだけで国を揺るがすという奇行はかなり印象に残るからなのでしょうか?それとも屈強な武人の特長がたまたまそれだったからなのか?やはり、歴史の背景も気になるところです。, 嫪毐にとって太后様は、昔と見る影が違うと他の人が言おうと 今の太后様が1番美しく太后様にとって嫪毐は、醜い存在だと思うも、自分を愛してくれる存在であり悲しくも美しいというか美しさの定義がこう…_| ̄|○ il||li上手く説明出来ないのでみんな読んで下さいRT, こちらはキングダムのろうあいと太后との関係性について述べられています。ろうあいにとっての太后は一番美しく、一方で太后にとってのろうあいは自分を愛してくれる唯一の存在であり、寂しさあるいは虚無感を埋めてくれる存在、その関係性が悲しくもあり美しい姿だということなのでしょうか?美しさの定義は人によりけりなのですが、その感じ方はかなり奥が深いといえるでしょう。, キングダム最新刊読んだ。まるで完結かのような表紙だ...。だんだん戦闘シーンを飛ばし読みするようになってしまったけれど、嫪毐と太后のた爛れた関係ながらも育っていった情、ああいうの好きだなぁ。あと一瞬だけ出てきた桓騎軍大好き。, こちらはキングダム最新刊を読み、そこに登場したろうあいと太后の関係性や情を交えた描写が好きだったと言われています。キングダムの戦闘シーンを飛ばし読みするようになったとのことですが、その中で描かれるラブストーリーは印象的であり感動的でもあったということでしょうか?かなり新鮮な気持ちでキングダムを読んだというのが想像できます。, キングダムのろうあい(嫪毐)について、史実や趙姫(太后)との関係を交え紹介してきましたが、いかがでしたか?キングダムと同じく史実でも、ろうあいは見事なウェポンを持っていたことで知られ、趙姫と密通を続けていた人物でした。2人の出会い方や関係性は一風変わったものとなっているのですが、それでもキングダムで残した名言を見る限りかなり愛し合っていた2人だったと言えるでしょう。, そしてキングダムにおけるろうあいの運命を定めた趙姫ですが、呂不韋が生涯惚れていたという話もあります。キングダムには愛にまつわるストーリーが少なめなので、激しい戦いの中でも愛があったと知れば想像が広がるのではないでしょうか?ろうあいと趙姫の感動ラブストーリーは泣けるので、ぜひこの機会にキングダムに登場する2人の関係に注目してみてください。, 【キングダム】ろうあい(嫪毐)とはどんな人物?史実や太后(趙姫)との関係は?のページです。BiBi[ビビ]は映画・ドラマ・アニメなどのエンタメニュースを幅広くお届けするメディアです。今の暮らしを楽しくするトレンド情報を発信します。, 待望の第3シリーズ 2020年4月NHK総合にて放送開始!週刊ヤングジャンプ(集英社)にて大人気連載中、コミックス既刊累計4,500万部を突破した「キングダム」を原作とし、原 泰久監修の元、物語は「キングダム」史上最大規模の戦いといわれる「合従軍編」へ!, さまざまな登場人物が登場しつつ、誰もが魅力的に描かれていることで絶大な人気を誇る『キングダム』。主人公の信と政はもちろん、敵国の武将であっても部下への想いや背景までが丁寧に描かれ、それぞれのキャラクターが描く生き様に憧れを抱く人は多いのかもしれません。ここでは、『キングダム』の主な登場人物を相関図を含めて紹介し、カップ, 漫画キングダムにおいて秦国の相国を務める呂不韋。呂不韋は漫画キングダムの作中において後の秦の始皇帝である嬴政と長年政争を繰り広げ、最後は誰よりも嬴政の成長を感じていた人物です。そんな呂不韋は史実でも秦国の強大化に尽力した人物なのですが、嬴政の母親と関係を持ち、その息子嫪アイが反乱を起こしたことで官位を奪われ、悲惨な最後, 「キングダム」は中国の春秋戦国時代を描いた壮大な歴史大河ロマンです。熾烈な戦いの中で登場人物が放つセリフは、身も心も震えるような名言ばかり。今回はそんな数ある「キングダム」の名言の中でも、特におすすめのかっこいいセリフを画像とともにご紹介します。, キングダムは実話に基づいて作られた歴史漫画です。そんなキングダムという漫画作品には様々な魅力的なキャラクターが登場するのですが、キングダムのキャラクター・登場人物のモデルとなっている実在した人物をご紹介していきたいと思います。王騎などのキングダムに登場する最強キャラクターもモデルが要るようで、実話なども残っています。キ, 人気漫画『キングダム』の主人公・信(しん)。キングダムはコミックス3000万部以上売り上げる、連載中の超人気時代漫画です。その主人公で、大将軍へと成り上がることを目指し闘う少年・信ですが、実在するモデルがいたことをご存知でしょうか?主人公・信のモデルとなったのは、一体どんな人物なのでしょうか?また史実によると、その人物. 本家キングダムでは、毐国(あいこく)を独自に建国して、秦王政を亡きモノにし愛人である太后の産んだ子供を王位に就けようとして滅ぼされた嫪毐(ろうあい)。彼は、どのような経緯で栄光と破滅の道を歩んだのでしょうか?男のウェポン一本で天下を掴もうとした男の人生を追います。 キングダムのろうあい(嫪毐)について、史実や趙姫(太后)との関係を交え紹介してきましたが、いかがでしたか?キングダムと同じく史実でも、ろうあいは見事なウェポンを持っていたことで知られ、趙姫と密通を続けていた人物でした。 キングダムの太后はキングダムに登場するキャラクターの中でも特に他人の思惑によって波乱万丈の人生を歩む事になったキャラクターです。そのキャラクター性の多くはほぼ史実通りに描かれており、ファンに驚かれる存在の1人にもなっています。 史実から見たキングダム全史。 第3回は政(始皇帝)が生まれてからキングダム1巻が始まる直前までのbc259年からbc245年までを見ていきます。 史実にはないキングダムオリジナルストーリーについては年代の後に(キングダム)と入れています。 キングダムでは一男一女を儲けたという設定でしたが、 史実では二人の息子となっており、そこを変えたのはどういう意図があったのかな? キングダム作中でも屈指の悪女であり、絶世の美女であるとも言われるのが太后です。贏政と呂不韋がそれぞれ勢力を広げる中で第三勢力として立ち回り双方を混乱させるなど活躍しました。今回はキングダムに登場する太后について、キングダム内でも語られている想像を絶する波乱の人生、贏政、呂不韋はもちろん子楚や嫪毐など太后と関係の深いキャラクターとの関係性を史実の情報も含めて紹介していきます。, キングダムでも屈指の絶世の美女であり悪女であるとも言われているのが太后です。今回はそんな太后についてまとめて紹介していきます。, キングダムは2006年から原泰久先生が週刊ヤングジャンプで連載している古代中国を舞台にした時代劇漫画です。古代中国の中の1つの時代、春秋戦国時代の末期、春秋戦国時代が終結に向かっていく後の始皇帝である贏政が王を務める秦が中国史上の中で初めて中華統一を達成するまでを秦の将軍の1人、李信の視点で描く物語になっています。, これまで日本では大きくスポットが当たっていなかった春秋戦国時代にスポットを当てその知名度を高めた漫画として漫画業界でも高い評価を受け第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞するなどの実績を残しています。, メディアミックス展開も積極的に行われており、2020年10月現在、2008年に行われたVOMIC化、2012年と2013年の2度に渡って行われたアニメ化、原作50巻到達記念として製作決定が発表され2019年に放映された実写映画化、戦争漫画という側面とキャラクター人気という題材を活かしたゲーム化などが行われています。2020年にも3度目のアニメ化が行われ、実写映画の続編製作が決定するなど精力的に展開が継続しています。, 下僕の身分でありながら天下の大将軍を目指す少年信は同じ立場であった漂と共に剣術の修行に励む日々を送っていました。ある日、漂が昌文君に見いだされ宮廷に仕官する事になりますがしばらくして信の元に重傷を負った漂が戻ってきました。漂に導かれた先に向かうとそこには漂と瓜二つの贏政と出会う事になります。こうして信は贏政を支えるようになります。, 太后は秦王である贏政の実の母親であり、同時に後宮の長を務める人物です。贏政を産んだ後も年を取らないと言われる程に美しい容姿の人物です。その波乱万丈の人生から贏政に対して全くの愛情を抱いておらず、呂不韋との過去の関係性なども相まって愛憎溢れるキャラクターとして後宮勢力の権力を背景とし双方を引っ掻き回すような動きを見せていました。, 時に数年間も姿を見せず、急に現れては要求を突きつけるといった動きは贏政・呂不韋両陣営を困惑させました。呂不韋にあてがわれた嫪毐との間に2人子供を設けるなどしており、嫪毐と共に「毐国」を立ち上げ反乱を起こしますがその反乱は信達の活躍もあって鎮圧され嫪毐は処刑され、太后も軟禁される事になってしまいました。元々性欲の強いキャラクターとして描かれ呂不韋や嫪毐との関係が描かれる場面が多いキャラクターになっています。, 太后の1つの特徴である美しさですが、太后は若い頃からその美しさで「邯鄲の宝石」「美姫」などと呼ばれて絶大な人気を誇る女性でした。元々趙の出身であり、富豪の娘であった太后は邯鄲で一流の舞姫として活躍していました。育ちの良さとその美貌から多くの男に大金を貢がれる程に絶大な人気を誇っていたのです。この頃に出会う事になり太后の運命を変える存在となるのが当時まだ商人として各国を回っていた呂不韋です。, 太后はキングダムでは「傾国の美女」「悪女」として扱われる事が多いですがそこにはいくつかの理由が描かれています。, 古代中国において、王が幼い間は母親がその後見人として実権を握るという事は少なくありませんでした。太后もそんな1人であり、太后の夫であり贏政の父親である子楚(荘襄王)が即位してから僅か3年後には亡くなってしまった事から当時まだ13歳で加冠していなかった贏政に変わり実権を握る事になっています。, キングダムでは政治にはそこまで関与しているようには描かれていませんが富豪の娘なども集まりやすく結果的に莫大な力を持つ後宮勢力を完全に我が者にしているという点で表現されているといえ贏政と呂不韋に要求を突き付けて認めさせるなどという点からも贏政の加冠前、秦で一番権力を握っていたのは太后であると言えます。慣例通りであるとはいえそのような横暴にも見える振る舞いが悪女と言われる要因になっていると言えます。, 太后が悪女と言われる最大の要因になっているのがキングダムでも描かれた呂不韋との関係です。元々恋仲であった呂不韋と太后でしたが、実は関係を持ち続けていました。夫がいる状態で別の男と姦通があれば当時の秦では罪に問われますが、一応太后は未亡人という立場にあるので罪に問われる事はありませんがその繋がりを見るに子楚が生きていた頃も関係が継続していたと言えるのではないかと考えられています。, 春秋戦国時代において一般の女性であれば夫を失い未亡人となった女性が他の男性と関係を持ったとしても問題にはなりませんが太后は太后という立場にあり呂不韋は秦の重鎮です。そんな2人が関係を持てば当然その流れは政治にまで影響する事になります。太后という立場にありながらそのような行動に走ってしまうあたりが太后の悪女というイメージに繋がっていると言えます。, 趙で呂不韋と出会った太后。一時は呂不韋の妾にまでなった太后でしたがその幸せは長くは続きませんでした。当時秦は趙に対し人質として太子である子楚(当時の名は異人)を送り込んでいました。人質とはいえその立場はあまり強い者ではなく、趙もその事を理解していた事から扱いはぞんざいであり子楚はその日の生活にも困る程でした。そんな子楚と出会い後見人となるのが呂不韋です。, もちろん呂不韋の狙いは可能性の低い子楚を王とする事で権力を握る事にあります。呂不韋は子楚にお金を渡し趙の財界と繋がりを持つようにする一方で周囲に子楚の非凡さを喧伝するなど内外を固めていきます。そんな子楚に取り入ろうとしていた呂不韋がなんと絶世の美女として知られた太后を子楚に差し出し太后もそれを受け入れて太后は子楚と結婚する事になります。, それだけならまだ太后の心も保たれたかも知れませんがこの後、呂不韋は方々にお金を回し子楚が正式に太子となると自身と子楚だけで趙を脱出してしまいます。加えてこの時には太后は既に子楚との間に子供、後の贏政を設けていました。子楚に捨て置かれ、更には他国の太子の子供を産んでしまった事で太后は趙国民からも疎まれるようになった事で絶望の中で生き長らえるような生活を送る事になるのです。, 余談ですが実は太后には呂不韋から子楚に差し出された時には既にお腹に子供が居たのではないかとも言われています。この事が事実であれば贏政の父親は呂不韋という事になる中々衝撃的な事実になるわけですが真相は不明であり、キングダム作中の中でも触れられこそしているものの真相は不明という形で紹介されています。, 贏政と呂不韋の政争を掻き回す存在であった太后ですが、そんな太后が関係を持つ事になったのが嫪毐でした。, 嫪毐は後宮にて身の回りの世話をする宦官の1人として太后の元に現れます。宦官とは本来皇帝以外の男子禁制である後宮で身の回りの世話をする為に去勢を施された男性の事であり、元々は罪人がなる刑の一貫としてなるものでしたが、宦官が権力者から寵愛を受けて権力を持つ場合もあった為に春秋戦国時代においては自主的に宦官になる者もいるような状態でした。嫪毐は眉や髭なども剃り宦官として後宮に入り込みます。, しかしそれはあくまでも表向きであり、実際には嫪毐は宦官にはなっていません。正確には去勢をしていないのです。嫪毐は元々、太后から関係を迫られる事を危惧し、また自身の年齢からも太后を満足させられなくなる事を恐れた呂不韋によって太后の相手をさせる為に後宮に送り込ませた存在なのです。その為、基本的には太后の性欲のはけ口として使用されています。, 元々性欲の激しい太后は嫪毐の事を気に入り、また嫪毐も相手をする内に見せた太后の思いを知っていきます。当初はあくまでも太后から性欲のはけ口としてしか見られていなかった嫪毐ですが呂不韋、子楚と違い自身を裏切らない嫪毐に太后は徐々に愛情を抱くようになりついには子供を2人設ける程になっていました。, しかし太后と嫪毐の関係は当然秘密の関係です。そもそも後宮には男を入れない為に宦官という制度があるわけで宦官のはずの嫪毐との間に子供がいたとなれば問題にならないわけがありません。そこで太后は安寧の地を得るべく毐国建国という動きを見せる事になるのです。, 元々嫪毐には器量らしい器量はありません。人を治めるような立場になれる人物ではないのです。それでも表向き毐国の旗頭として掲げられ他国の思惑も相まって毐国には人と金が集まるようになります。そこで太后はそれらの人物を用い毐国を明確に国として成立させる為に行動するようになるのです。, 一方の嫪毐は太后のそんな思いに応えるように動いてみせます。意に反して毐国反乱の旗頭となってしまった後も太后の心を察し、徐々にとはいえ風格や器量を見せるようになるのです。反乱が鎮圧され行われた取り調べでもあくまでも自身の計画であるとして太后に罪がいかないようにし、自身、並びに一族の者が全員誅殺される事になってでも最後まで太后は一切関係ないという姿勢を貫き通しました。, キングダムでも壮絶な形で描かれている太后の波乱万丈の人生ですが、この出来事は細部は異なるとはいえ史実に実在した出来事です。ただし史実では「太后」ではなく、「趙から来た姫」という事から「趙姫(ちょうき)」と呼ばれる事がほとんどです。姓や諱も不明であり、壮絶な人生を歩みながらも史実の名前が不明な人物になっているのです。キングダムで名前ではなく「太后」という立場で呼ばれたのもこの事を留意してだと考えられています。, ちなみにキングダムで描かれた事実と史実での事実の細部の違いとしては、子楚との結婚はキングダムでは呂不韋から子楚に差し出したように描かれていますが、史実では子楚から求められて呂不韋が渋々譲るような形であった事が大きな要素となっています。とはいえ出世の為にそれまで貢いできた物をパァにしたくないという呂不韋の思いを考えればキングダムのような描き方になるのも不思議ではないと考えられています。, 太后の所でも少しネタバレしてしまいましたが嫪毐も史実に実在した人物です。キングダム作中で描かれた巨根での馬車の車輪回しなどのエピソードも史実に残るエピソードであり、基本的にはキングダムで描かれてた通りの人生を歩んでいます。違いとしては反乱鎮圧後、太后への愛から刑を受け入れるような形であった嫪毐に対し史実では逃げ出した後に捕まって刑が執行された点のみです。, 才覚があったわけではないというのもキングダムに描かれた通りであり、どうしても情報の欠如の補完や整合性を取る為にオリジナル要素も入るキングダムにおいてある意味で最も史実通りに描かれたキャラクターであると言えます。余談ですが、キングダムでは分かりにくい年齢ですが、毐国反乱の罪で処刑された時点で嫪毐は21歳、対する太后は43歳だったとされています。, 毐国の反乱が鎮圧された後、刑が執行される際、流石の太后も嫪毐を庇うような事は出来ませんでしたが、代わりに自身を先に処断するように求めています。贏政がそれを退けると太后が気にしたのが太后が嫪毐との間に設けた2人の子供の事でした。2人の処遇について問う太后に対し贏政は「二度とこのような反乱が起きぬよう国家の禍となる火種は完全に消しておかねばならない」と告げています。, その言葉に太后は贏政に対し「最初で最後の頼み」として涙を流しながら助命を嘆願しますが、贏政は最後までそれを受ける事はなく断固拒否するのでした。その子供への愛情を持つ姿は同じ自身の子供であるはずの贏政に向けられない事に思わず贏政との間に子供を設けていた向が怒りを露わにしてしまう程に深いものでした。, 毐国の反乱で嫪毐が処された後、太后は嫪毐が責任を一手にかぶった事もあって軟禁状態にはありながらも生きる事が許されました。しかし最愛の嫪毐と子供達を失い絶望感はもちろん、悲壮感に包まれる事になります。そんな中太后の元を訪れたのが贏政でした。実は子供達2人は贏政によって秘密裏に匿われており生きている事、国内が落ち着いた暁には太后と2人を必ず引き合わせる事を約束しています。, ちなみに余談ですが、この2人の子供のエピソードに関しては完全にキングダムのオリジナル要素であり史実とは異なっています。史実での贏政はこの毐国反乱の時の処刑で嫪毐と共に2人の子供達も処したとされているのです。キングダムでも表向きは処した事になっているので或いはこの動きはそれまでキングダムで築き上げられてきた贏政のキャラクター姓と史実を上手く織り交ぜる為のエピソードだったのかも知れないと考えられています。, またこのエピソードがあるおかげかそれまで決して愛のある関係ではなかった贏政と太后の間に少しばかりとはいえ関係の改善が見られる事にもなりました。またエピソードには直接関係していませんがこの時の子供に関してのエピソードでは史実と異なる点として、キングダムでは一男一女という兄弟として描かれていたのに対し、史実では男2人の兄弟であったとされています。, 『キングダム』を見てから、気になって改めて『史記』を読むと、嬴政の母・趙姫こそ欲深い女だなと感心した。舞妓の出でありながら王后にまでなって最高の栄華を手に入れたのに、まだ満足しないで嫪毐なんかと密通するなんて。, ここからはキングダムを既に視聴した人の太后に関しての感想を紹介します。太后に関しては欲望が深すぎるという印象が強いという声が非常に多いです。王太后という立場は当時の中国においては絶大な権力を持つ立場であり、経緯はどうあれ元々王族の出身というわけではない太后が上り詰める立場としてはそれ以上にない立場になっています。, 望んでその立場になったわけではないとはいえ後宮の権力を一手に握れるのだからもう少し満足した動きを見せても良かったのではないかとする声も多いです。過去の経験もあるとはいえ過去に引っ張られすぎているキャラクターの代表格であり結果的にそれが悪女というイメージを強くしてしまったとする声も多いです。, 嫪毐と大后すきだなぁ。。愛した人と子供を護れず死んでいって、でも最後まで大后のこと想ってるのとても良い。目の前で愛した人が四肢を裂かれて殺されるって正気じゃいられないよね大后さま……切ない。キングダム最新刊は大王様がいい子、昌平君麗しい、蒙恬久しぶりの出番って感じでした最高, とはいえ史実にも残る嫪毐と太后のエピソードがキングダムでもしっかり描かれた事で2人のイメージが大きく変わったとする声も多くなっています。特に嫪毐が太后の思いに応えようとする姿、そんな嫪毐に愛情を覚える太后という構図が良かったとする声も非常に多いです。, 史実でも行われている毐国反乱と嫪毐の処刑ですが、キングダムでその心情を丁寧に細かく描いた事がより深く2人のイメージを強くしたという声も多いです。中には歪んだ形から始まったにも関わらずその一途な愛情と忠誠心から嫪毐がキングダムの中で一番好きというファンもいるほどになっています。同時にそんな嫪毐の魅力を引き出した太后も人気の高いキャラクターになっています。, あと今更ですがやっぱり「キングダム」は凄い。いつまでも面白いのが凄い。というか、どんどん面白くなっていくもんな…。国内統一編は特に、大后様まわりの濃ゆいエピソードや呂不韋と大王の直接対決など、戦争漫画としてもずば抜けてるのにそれ以上のトッピングが山盛りで、、、ほんと最高です, 太后の存在が基本的に戦争を繰り返す漫画であるキングダムにおいて重要な位置にあったとする声も多いです。贏政と呂不韋の政争に第三勢力として介入するだけに留まらず、贏政にとっては母親であり、呂不韋にとっては元恋仲にあったというエピソードがある事でキングダムをただの戦争漫画にせず、単純な政争以上の物語を生み、より面白い漫画にする要因になったとする声も大きくなっています。, またキングダムで描かれたこれらの出来事の多くが基本的に史実であるという事に驚いたとするファンも多いです。元々キングダムは史実をベースにしているとはいえ必要に応じてオリジナル要素を組み合わせる事も少なくない事、太后のあまりにも波乱万丈の人生からキングダムのオリジナル要素も多いのだろうと考えていたというファンも多く史実を調べてみて驚いたとする声も多くなっています。, キングダムの太后はキングダムに登場するキャラクターの中でも特に他人の思惑によって波乱万丈の人生を歩む事になったキャラクターです。そのキャラクター性の多くはほぼ史実通りに描かれており、ファンに驚かれる存在の1人にもなっています。太后と嫪毐のエピソードは涙なしには見れないという声も多く特に嫪毐の処刑シーンでの太后の思いは情報として見ると見えない部分まで丁寧に描かれていて良かったとされるシーンになっています。, キングダムにおける秦国内の政争において、太后は重要な役割を果たすキャラクターであり、贏政と呂不韋の関係性を示すような重要な立ち位置にあったとも言えるキャラクターです。まだキングダムを視聴していない人は要所で見せる太后の動きにも注目しながら視聴してみてはいかがでしょうか?, 【キングダム】太后の絶世の美女であり悪女?波乱の人生や嫪毒との関係を考察のページです。BiBi[ビビ]は映画・ドラマ・アニメなどのエンタメニュースを幅広くお届けするメディアです。今の暮らしを楽しくするトレンド情報を発信します。, 待望の第3シリーズ 2020年4月5日(日)24:15〜NHK総合にて放送開始!週刊ヤングジャンプ(集英社)にて大人気連載中、コミックス既刊累計6,400万部を突破した「キングダム」を原作とし、原 泰久監修の元、物語は「キングダム」史上最大規模の戦いといわれる「合従軍編」へ!, 漫画キングダムにおいて秦国の相国を務める呂不韋。呂不韋は漫画キングダムの作中において後の秦の始皇帝である嬴政と長年政争を繰り広げ、最後は誰よりも嬴政の成長を感じていた人物です。そんな呂不韋は史実でも秦国の強大化に尽力した人物なのですが、嬴政の母親と関係を持ち、その息子嫪アイが反乱を起こしたことで官位を奪われ、悲惨な最後, 「キングダム」は原泰久による漫画作品であり、週刊ヤングジャンプで連載されています。実写映画化もされ話題となった「キングダム」には瑠衣という人物が登場していたようでした。瑠衣は成蟜の第一夫人だったようです。今回はそんな瑠衣について紹介をしていきます。「キングダム」初登場回はいつだったのかということから史実に実在していたの, さまざまな武将が武力と知略を駆使し激しい戦いが描かれる『キングダム』ですが、本作に登場するろうあい(嫪毐)という人物をご存じでしょうか?ろうあいはキングダムでは珍しく、愛にまつわるストーリの中心人物です。さらに男のウェポンで天下に名を轟かせ、史実にも記されている歴史上珍しい人物でもあります。当記事では、ろうあい(嫪毐), 第17回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞した『キングダム』。そんな『キングダム』に登場するキャラクターたちの恋愛事情は一体どのようなものとなっているのでしょうか?主人公の信(しん)は、結婚相手候補としてあげられる羌瘣(きょうかい)と河了貂(かりょうてん)のどちらと結婚するのでしょうか?それとも他のキャラクター…?今回は, 大人気のアニメ・漫画の『キングダム』には、たくさんの人物が登場します。その人物たちは、『キングダム』オリジナルのキャラクターがいたり、実際に存在したであろうとされている人物もいます。史実上存在する、政の子供の一人に扶蘇(ふそ)という人物がいます。政と向の間には麗という娘がいましたが、扶蘇は向の息子なのでしょうか?扶蘇は. 【キングダム】毐国で求めた心の安らぎ. キングダムで禍燐(かりん)が登場し存在感を放ったのは、ちょうど合従軍との戦いの時ですね。 楚・韓・魏・趙・燕・斉が同盟を組み秦目がけて進軍してきた戦いです。この時、斉は外交戦術が功を奏し途中で離脱しました。 とは言っても。楚を含む強大な国々が足並みを揃えて進軍してくるわけですから、秦としてはたまったものじゃないですよね。 そして、この合従軍の旗振り役でもあった楚の中の武将として参戦してきたのが、禍燐(かりん)でした。 禍燐(かりん)はその気性の荒さから派兵されるのが … 実はすでにキングダムに登場している事は御存じでしょうか? そう、毐国(あいこく)の乱で太后の側に立っていた顔を布で隠した宦官が趙高です。 反乱の失敗により罪人になり蜀に流された趙高ですが、史実 … やがて太后との密通が発覚すると 嫪毐 は政に対し謀反を起こし、窮地を乗り切ろうとする。 だが、 嫪毐 の反乱はすぐに鎮圧され、 嫪毐 は車裂きの刑で誅殺された。また、 嫪毐 の2人の息子も処刑され、太后は幽閉された。この一件は呂不韋へも波及。 史実から見たキングダム全史。 第7回は鄴攻略編から趙を滅ぼすまでを見ていきます。2020年現在のキングダムは鄴攻略編まで終わっており、それ以降は完全にストーリーのネタバレとなります。 bc236年 龐煖が燕を攻めて貍と陽城を取る。 太后にとにかく安らいでもらおうと思うロウアイに・・うう・・・泣ける。 キングダム 38巻引用. 春秋戦国時代の古代中国が舞台となっている「キングダム」に登場するキャラクターは各国の王や名門の武将や政治家がほとんどですが、呂不韋は商人から秦国の実権を握る丞相にまで出世した異色の人物です。 呂不韋は中華各地で商いを成功させ、莫大な財力と各国に太いパイプを持ち、また損得勘定を優先して家柄に関係なく有能な人材を集め、秦国の実権を握っています。 秦国最大の敵である趙国の宰相・李牧(りぼく)との会談では、趙国の重要拠点を無償で譲り受ける類まれな交渉力も披露し、主 … 趙高は史実にも登場しています。ただ、キングダムの登場の仕方とは異なるようです。 まず、史実では嫪毐の乱に加担した記録は無いようです。ここでは、史実での趙高について述べていきます。 主に趙高の役割は、始皇帝の側近、つまりは政に仕えます。 太后のせいで、『キングダム』アニメ3期がいつまでたっても放映されないのではないかと勘繰っている筆者としては、ちょっと憎き存在ではありますが、まあそれはそれは妖艶です。 かつてはあの呂不韋の許嫁であり、「邯鄲の宝石」と呼ばれた太后。 昭襄王(しょうじょうおう)・・・始皇帝の曽祖父であり、大国「秦」の王であった人物。「昭王(しょうおう)」とも呼ばれています。(ここでは「昭王」ではなく「昭襄王」で統一させていただきます) 漫画「キングダム」では、「戦神(いくさがみ)」とよばれ、とてつもなく強かった王・・・・と描かれているのが「昭襄王」。 しかし、史実ではそんな記録はありません。あくまでも「昭襄王」は「国王」なのです。みずから軍を率いてたたかうことなどなく、また個人的な武力など全く不明です。 … キングダムでは趙高は秦国太后に仕える優秀な家臣として嫪毐の乱で活躍しています。 ただ史実では登場の仕方がかなり異なっています。 趙高の名が出てくるのは中華統一後。 始皇帝(政)には文官としての能力を買われ、かなり重用され … それではキングダムの物語の中での呂不韋の最後ですが、史実と同じく毒を飲んで自害という末路になっています。 これは何巻かといえば、単行本では60巻収録予定の第648話「大王の問題」の中でした。 キングダム40巻では呂不韋の処遇は保留・・・ですが、太后の塔に幽閉されていて、これに関しては史実同様です。 史実は幽閉されたまま死去しますが、キングダムの政は嫪毐(ろうあい)の遺児を場外に逃がしている上に、太后に対しても 宣太后は秦の始皇帝の祖母。古代中国の戦国時代に生きた人物です。秦の始皇帝の高祖母になります。中国ドラマ「ミーユエ」ではヒロイン羋月(ミー・ユエ、びげつ)として登場します。宣太后の姓は羋(中国語では”ミー”、日本語では”び”)。名前は分かって キングダムにも登場する一商人から秦の相国の地位まで昇りつめた呂不韋。当然史実にも呂不韋は登場しています。キングダムで長い間、政と戦いを繰り広げてきた呂不韋ですが、史実ではどのような活躍をみせてきたいのでしょうか?今回はその史実をみていきたいと思います。 史実にも登場しますが、李信将軍に関してはあまり資料が残ってなく、あっても不名誉なものが有名です。 しかし資料の少なさや、史実での立ち位置的に「キングダムの主人公」には最適な人物と言えます。 「キングダム」の世界では戦国七雄と呼ばれる7つの大国が中華の覇権を争っています。その戦国七雄の一つ秦国を治める大王こそのちの始皇帝と呼ばれる嬴政です。 嬴政は聡明な王として描かれており、民衆からの人気も絶大です。作中で他国の王や大臣との会談の際も一国を率いる王としての資質を大いに認められています。 ただし嬴政が唱える中華統一は、初め多くのキャラクターに狂気の考えだと否定されます。 当時の中華は現代の中国と違い一つの国になった経験がなく、各国が独自の文化風習を持… 中国の歴史上で考古学的に確認されている最も古い王朝が『殷(いん)』です。(文献では『夏(か)』を滅ぼしたとされていますが、証明はされていません) 紀元前17世紀頃に成立し600年にわたって統治を行いますが、最後の王である帝辛が寵愛した妲己(だっき)という悪女によって国が荒れ、滅亡してしまいます。この時代を描いた小説が『封神演義』です。 その後『周(しゅう)』という国が成立しますが、紀元前7世紀 …