宮沢賢治作 猫の事務所感想です。宮沢賢治の作品の重要なテーマとして、集団から除け者にされた人の苦悩が読み取れます。集団から除け者にされた時にどうすればいいのかまとめています。 記事を読む 宮沢賢治の「やまなし」を読了しました。 小学六年の教科書に採用されているそうですが、出版社が違ったのか、習った記憶が全くなく、図書館かどこかで読んだ記憶がうっすらとあるだけでした。 www.aozora.gr.jp あらすじ 「小さな谷川の底を写した二枚の青い幻燈です。 やまなし. 宮沢賢治『グスコーブドリの伝記』の簡単なあらすじと読書感想文の見本です。感想文は1616字ほど書きました。高校生や中学生の方は、この感想文の例を参考にして書き方を工夫してみてください。なお、著作権フリーなのでコピーもパクリも問題ありません。 一人称視点での独断形式で記述されており、主な登場人物は「ワタシ」1人のみである。 語りの内では「病気ノコドモ」「ツカレタ母」「死ニサウナ人」「ミンナ」「デクノボー」といった人称が登場している。 ↓参考書籍↓ 1『雨ニモマケズ―画本宮沢賢治』 著者:宮沢賢治 イラスト:小林敏也 出版社:エフ企画 発売日:1991年6月 2『宮沢賢治の真実:修羅を生きた詩人』 著者:今野勉 出版社:新潮社 発売日:2017年2月28日 青空文庫2020年10月のアクセスランキングを元に、作品の朗読が聴けるYouTube動画を紹介。青空文庫では、夏目漱石と宮沢賢治が不動の人気で10作品中7作品が占めています。読むのが難しくても聴くなら簡単。優しい声に包まれて眠る睡眠導入にもおすすめ。 蟹の子供らはもうよほど大きくなり、底の景色も夏から秋の間にすっかり変りました。 白い 柔 ( やわら ) かな 円石 ( まるいし ) もころがって来、小さな 錐 ( きり ) の形の 水晶 ( すいしょう ) の粒や、 金雲母 ( きんうんも ) のかけらもながれて来てとまりました。 「クラムボンはわらったよ。」という言葉がすごく印象的な宮沢賢治の『やまなし』、国語の教科書で読んだという人も多いのではないでしょうか。本記事では、この作品の あらすじ 読書感想文 クラムボンの正体とは?についてまとめています。読書感想 出版社からの 内容紹介 ( あらすじ ... 出版社「偕成社」より. 宮沢賢治の作品の多くは生前に発表されたものが少ない中、このやまなしは生きている間に発表された作品です。 発表する作品にこれを選んだ、ということは自信作であることと伝えたいものが込められているのかもしれません。 やまなしあらすじ 大型本 ¥1,870 ¥1,870. 宮沢賢治の作品の多くは生前に発表されたものが少ない中、このやまなしは生きている間に発表された作品です。 発表する作品にこれを選んだ、ということは自信作であることと伝えたいものが込められているのかもしれません。 やまなしあらすじ やまなし/宮沢賢治のあらすじと読書感想文. © 2020 まなぶンゴー All rights reserved. 5つ星のうち5.0 5. 宮沢賢治原作の「やまなし」ですが、小学校の国語で習った人も多いのではないでしょうか?なんと、小学6年の国語の教科書(光村図書)に40年近くも採用されているんですよ。宮沢賢治「やまなし」についてやまなしは1923年(大正12年)4月8日に『岩 『やまなし』は、教科書シェア50%を誇る光村図書の小学6年生の教科書で長年採用されている定番教材です。小学生の頃、「クラムボン」という謎すぎる言葉に悩まされた人も多いのではないかと思います。, 『やまなし』は、1923年に『岩手毎日新聞』(4月8日)で発表された宮沢賢治の童話です。蟹(かに)の兄弟の日常が、美しく描かれています。Kindle版は無料¥0で読むことができます。, 『やまなし』の絵本は、宮沢賢治作品に絞って制作をする画家の田原田鶴子(たはら たずこ)さんに手掛けられています。イラスト付きの用語解説や、『やまなし』の授業で有名な教師の野口芳宏(のぐち よしひろ)さんによる解説も魅力です。, 宮沢賢治は熱心な仏教徒で、さらに農業に従事した人物です。宗派の違いで父親と対立し、なかなか和解には至りませんでした。故郷の岩手県をモデルにした理想郷・イーハトーブを想像で創り上げ作品に登場させました。, 妹のトシは賢治の良き理解者で、トシが亡くなったときのことを書いた『永訣(えいけつ)の朝』は有名です。, 賢治は、コスモポリタニズム(理性を持っている人間はみな平等という思想)の持ち主であるため、作品にもその色が出ています。生前はほとんど注目されず、死後に作品が評価されました。, 蟹の兄弟が、川底でクラムボンについて話をしています。そんなとき、天井を泳いでいた魚が、突然飛び込んできた何者かに食べられてしまいました。, 蟹の兄弟は、恐ろしさに震えます。上流からは、白樺の花が流れてきました。そこへ、兄弟の父親がやってきます。, この先、宮沢賢治『やまなし』の内容を冒頭から結末まで解説しています。ネタバレを含んでいるためご注意ください。, 蟹の兄弟は、「クラムボンが笑ってたよ」「クラムボンはわらったよ」「クラムボンはかぷかぷわらったよ」「クラムボンは跳ねて笑ったよ」「クラムボンはかぷかぷわらったよ」と話しています。, 2匹が天井をを眺めていると、とつぜん泡が立って鉄砲玉のようなものが水中に飛び込んできました。次の瞬間、魚は跡形もなく消えてしまいました。2匹は恐怖のあまり、ぶるぶる震えます。, 父親に聞くと、「そいつはかわせみって言うんだ」と言いました。すると、上流から話白樺の白い花びらが流れてきて、川底の砂の上に影を落としました。, 蟹の兄弟は大きくなりました。川底はとても静かで、遠くから水面が波立つ音が聞こえます。いつものように兄弟が泡の大きさを比べ合っていると、突然トブンと黒いものが水中に飛び込んできました。, 兄弟は「かわせみだ」と怖がりますが、父親は「やまなしだ」と言います。やまなしはいい匂いをふりまいて流れ、木に引っかかって止まりました。, 「2日くらい経つと、やまなしは落ちてきて美味しい酒ができる」と父親は言います。そして、父親に導かれるままに、兄弟は家に帰るのでした。, 「クラムボン」とは、眩(くら)む(まぶしい)とぼんぼ(ぼんやりまるい)という言葉が組み合わさってできた造語で、「鈍い円形のまぶしいもの」だとする説があります。, つまり、「クラムボン」の正体は川底から見える太陽なのです。そして、クラムボンが殺されるときは太陽が雲で隠れるときです。「やまなし」と関連のある「おきなぐさ」でも、雲に隠れる太陽が描かれます。, 日置 俊次「宮澤賢治「やまなし」再論 (大上正美教授退任記念号)」(『青山語文』2013年3月), 私は賢治が使う擬音語が好きなのですが、『やまなし』には特に面白い擬音語がつかわれていると思います。, 「クラムボンはかぷかぷわらったよ」「泡はつぶつぶ流れました」「ぼかぼか流れていくやまなし」「虹がもかもか集まりました」など、思わずくすっと笑えるものばかりです。, ぼかぼか流れるというのが、何だかかわいくて特にお気に入りです。小学生のころ、音読をしながら「どうやったら、かぷかぷ笑えるんだろう」と考えた記憶があります。, ちなみに、やまなしは梨ではありません。「ズミ」という小さいさくらんぼのようなものだという説が一番支持されていますが、「あまりにも小さいので違うだろう」という学者もいます。りんごであるという説もあり、山梨の正体についてはまだ謎です。, 『やまなし』の研究論文は、以下のリンクから確認できます。表示されている論文の情報を開いた後、「機関リポジトリ」「DOI」「J-STAGE」と書かれているボタンをクリックすると論文にアクセスできます。, 謎の多い物語ですが、きらきらした水の中が想像できて、読み終わったあとに爽快感を覚える作品です。ぜひ読んでみて下さい!, 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。, 本が大好きな女子大生です。 図書館にこもって貪るように絵本を読んだ幼稚園児時代、学校の図書室の本を全制覇することを目標にした小学生時代を過ごし、立派な本の虫になりました。, https://jun-bungaku.jp/wp-content/uploads/2020/06/png_file-2-e1593522396847.png, 「石炭をば早や積み果てつ」から始まる『舞姫』。古文のような文体で書かれているので、苦手意識を持っている人も多いかと思いますが、実は現代のドラマにも通じることがテーマになっています。 …, 『桜の森の満開の下』は坂口安吾の代表作で、文壇からの評価も非常に高い作品です。 今回は、坂口安吾『桜の森の満開の下』のあらすじと内容解 …, 『夕暮れの給食室と雨とプール』は、2004年にアメリカの雑誌『ザ・ニューヨーカー』に英訳が掲載された作品です。『ザ・ニューヨーカー』は、村上 …, 小中学校の教科書で採用されることが多く、馴染みのある人も多い『オツベルと象』。 今回は、宮沢賢治『オツベルと象』のあらすじと内容解説、 …, 文学史上最も社会的地位の高い小説家と言われる森鷗外。彼が書いた『山椒大夫(さんしょうだゆう)』は、中世に生まれた説話『さんせう大夫』のリメイ …, 『杜子春』は、中国の唐~宋時代に書かれた小説がベースとなっています。ストーリーはほぼ同じですが、結末が童話風にアレンジされています。  …. 双子の星(宮沢賢治)の言葉は、目で読むというより耳に聴こえてくるのです。文字が耳から入ってきます。・・・双子のお星さまの住んでいる 小さな水精のお宮です・・・ことばがトントントン、柔らかくタップしています。水精は水晶です。きれいですね、うつくしいですね。 【ホンシェルジュ】 宮沢賢治が初めて世に送り出した詩集、『春と修羅』。自ら心象スケッチと呼んでいるように、彼自身の内面を映し出した表現が、独特の文章で綴られています。作者の原点ともいえる本作。有名な詩を中心に、読み解いていきましょう。 やまなし. 宮沢賢治原作の「やまなし」ですが、小学校の国語で習った人も多いのではないでしょうか?なんと、小学6年の国語の教科書(光村図書)に40年近くも採用されているんですよ。宮沢賢治「やまなし」についてやまなしは1923年(大正12年)4月8日に『岩 著者:宮沢賢治 1990年10月に角川書店から出版なめとこ山の熊の主要登場人物淵沢小十郎(ふちざわこじゅうろう) なめとこ山の熊捕りの名人である主人公。熊の毛皮と薬になるといわれる胆を捕るために何頭も熊を殺しているものの熊たちから好かれても 教科書『やまなし』あらすじと読書感想文・考察です。クラムボンの正体、宮沢賢治の幸福論、5月と12月の対比、タイトルの意味、大人と子どもを魅了し続ける理由について書いています。 「雪渡り」(ゆきわたり)は、宮沢賢治の創作童話。狐の幻燈会に招待された子供たちと子狐たちの交流を描いた物語。 1921年(大正10年)の12月と翌年の1月に『愛国婦人』誌(賢治の母が会員であった愛国婦人会が発行していた)に掲載された賢治のデビュー作である。 この記事では、『やまなし』で宮澤賢治が伝えたかったことについて解説していきます。結論から言うと、『やまなし』で宮沢賢治が伝えたかったことは「死の怖さと生の喜び」です。その理由を知るために、まず作品の対比構造を押さえておかなければいけません。 宮沢賢治の代表作や絵本、そして関連本を10冊ご紹介してきました。いかがでしたでしょうか?「読んでみたい!」という作品が見つかったでしょうか。 宮沢賢治の作った言葉の1つに「イーハトーブ」が … 教科書などでもおなじみとなっております。 川原の小さなカニ親子が“生きる厳しさと幸せ”にむきあってゆく物語。 あらすじは特に書く必要はないと思います。 賢治文学の素晴らしさがギュッと凝縮された大秀作です。 よだかの星 政次郎は仕事で旅行中だったため、政次郎の弟の治三郎が「賢治」と名付けた 。 3歳の頃、婚家から出戻っていた父の姉であるヤギが「 正信偈 」「 白骨の御文章 」を唱えるのを聞き覚え、一緒に仏前で暗唱していたという 。 教科書でもおなじみの宮沢賢治。多数の名作童話を残し、時代を超えて読みつがれる作家の一人です。有名な作品が多くあり、「宮沢賢治に興味がでてきたので読んでみたいな」と思ったときに、どれから読もうか、ちょっと迷ってしまうという人も多いのではないで よだか(ヨタカ)とハチスズメ(ハチドリ)およびカワセミは比較的に類縁関係が近く、分類学的には的を射た設定と言われている 。 さらに当時は同じブッポウソウ目に分類されていたとされている 。. 『水仙月の四日/宮沢賢治』の狐人的な【読書メモと感想】。近代文学の中に初めて猫耳が登場した作品。目に見えやすい自然の厳しさと、目に見えにくい自然のやさしさ。人と自然が共存する鍵、雪童子と人の子にとってのやどりぎの枝は何か? 光村図書6年生教科書に掲載されている「やまなし」(宮沢賢治作)は、印象深い挿絵とともに、長い間、教材として親しまれてきました。初めて掲載された年を特定することはできませんが、40年以上は掲載され続けているようです。 手元にテキストがない方は、「青空文庫」に「やまなし」が掲載されていますので、ご参照ください。 「やまなし」 また、インターネット上には様々な「解釈」をしたサイトが存在しますので、そちらも閲覧されるといいと思います。 ところが、この話を授業でどのように取 … この作品は川の生物のくらしが描かれており、人間は登場しません。どんな生き物たちが登場するか整理してみると、以下のようになります。 ・カニ 兄と弟、そしてその父親が登場する。 ・クラムボン 謎の存在。かぷかぷと笑っている。 ・魚 クラムボンを食べた?カワセミに食べられる。 ・カワセミ 魚を食べてしまい、カニの兄弟を震え上がらせる。 ・やまなし いいにおいがする果物、おいしいお酒になるらしい。 太平洋戦争前から戦中にかけて賢治の研究・紹介を行った哲学者の谷川徹三は、主としてテーマ的な側面から本作を高く評価し、賢治に対する「偉人」的評価の象徴として本作を捉える流れを先導した。 やまなし/宮沢賢治のあらすじ 5月、カニの兄弟が、川底で「クラムボンはわらったよ。」「それならなぜクラムボンはわらったの。」、「クラムボンは死んだよ。 宮沢賢治が「雨ニモマケズ」を遺したワケ!詩の意味・解釈 宮沢賢治の遺作「雨ニモマケズ」のモデルと言われる人物とは? 宮沢賢治の「雨ニモマケズ」は、国語の教科書にも掲載されており、日本人ならば、誰もが一度や二度は目にしたことのある作品です。 ものすごく短い小説ですので、あらすじというあらすじもあまりないのですが、まとめますと、これはとある谷川の底のお話で、五月には、兄弟の蟹がクラムボンが笑ったり死んだりする話をしているうちにカワセミが頭上の魚を獲って怖かったと。 十二月には兄弟二人でより大きな泡を吐こうと遊んでいる間にお父さんが寝ないでそんな遊んでたらイサドに連れていかないよ、何て言ってるうちに、山梨が流れてきて、お父さんと見に行ったところ、これはそのうち美味しいお酒になるよ、なんて話をしま … 妹のトシを溺愛しており、彼女が病死したときに、押し入れに頭を入れて号泣した話は有名です。 そんな彼は30歳の時に教師を辞めて、農業の生活を始めます。� 永訣の朝:宮沢賢治「春と修羅」 宮沢賢治の詩集「春と修羅」には、妹トシの死を悼んだ一連の作品がある。トシは賢治の二歳年下の妹で、賢治とは特別に密接な関係で結ばれていたことはよく知られてい … 『やまなし/宮沢賢治』の狐人的な【読書メモと感想】。不思議とみんなの心に残る童話。クラムボンとは何なのか?カニの吐く泡?プランクトン?コロボックル?人間の子供?ソ連のスパイ?クラムボンは正体を明かしてはいけない… 宮沢賢治 やまなしのあらすじ・作品解説ならレビューン小説. 宮沢賢治『やまなし』あらすじ・名言・感想~文字を通して覗き見る、美しい谷川・水の底の世界 今回紹介する『やまなし』は、小学校の国語の教材として採用されているのでご存知の方も多いかと思いま … 著者:宮沢賢治 出版社:岩崎書店 発売日:1990年3月1日. 教科書『やまなし』あらすじと読書感想文・考察です。クラムボンの正体、宮沢賢治の幸福論、5月と12月の対比、タイトルの意味、大人と子どもを魅了し続ける理由について書いています。 宮沢賢治のやまなしについて。 あの物語の内容はどういう解釈なのかわかりませんでした。内容が何を表しているのかわかる方、ぜひ教えていただきたいです。 ちなみに、宮沢賢治はエスペラ ント語を使用 … 賢治の言う「仕事」と「労働」の違いに納得 小十郎の2つの行動を、宮沢賢治が対照的に描いた理由を考えたいと思います。 「猟師の小十郎が、熊を捕ってそれを町の店に売りに行く」、これは一連の仕事のようで、全く違う2つの行為が含まれています。 この絵本について ... ページ数: 36ページ: 対象年齢: 7歳以上: 季節: すべて: isbn:978-4-03-963330-9. 宮沢賢治『やまなし』あらすじ・名言・感想~文字を通して覗き見る、美しい谷川・水の底の世界 今回紹介する『やまなし』は、小学校の国語の教材として採用されているのでご存知の方も多いかと思いま … 宮沢賢治の童話『水仙月の四日』の内容と魅力をわかりやすく紹介。ときに災害となって人間の命を奪う一方で、日常を守り命を育む。そんな自然界の変化、人間と自然の不思議な調和を描いた美しい物語。 教科書でもおなじみの宮沢賢治。多数の名作童話を残し、時代を超えて読みつがれる作家の一人です。有名な作品が多くあり、「宮沢賢治に興味がでてきたので読んでみたいな」と思ったときに、どれから読もうか、ちょっと迷ってしまうという人も多いのではないで 東北地方には、風の神様を「風の三郎」と呼び、お祀りする風習があります。 「風の又三郎」は、東北出身の宮沢賢治がその伝承をなぞったものなのです。 転校生・高田三郎がやって来たのは、立春から数えて210日ごろ、東北地方に大きな台風がやって来るといわれる時期と重なります。 現実世界(大人の世界)と子供の精神世界から生み出された思い込みとの対比を感じながら読むと、おもしろいです。 『セロ弾きのゴーシュ (角川文庫)』(宮沢賢治) のみんなのレビュー・感想ページです(66レビュー)。作品紹介・あらすじ:楽団のお荷物だったセロ弾きの少年・ゴーシュが、夜ごと訪れる動物たちとのふれあいを通じて、心の陰を癒しセロの名手となっていく表題作。 今回は、宮沢賢治『オツベルと象』のあらすじと内容解説・感想をご紹介しました。 教科書によく採用されている話なので、読んだことのある人も多いと思います。この機会に、ぜひもう一度読んでみてく … 宮沢賢治のやまなしについて。 あの物語の内容はどういう解釈なのかわかりませんでした。内容が何を表しているのかわかる方、ぜひ教えていただきたいです。 ちなみに、宮沢賢治はエスペラ ント語を使用 … 今回は、宮沢賢治『オツベルと象』のあらすじと内容解説・感想をご紹介しました。 教科書によく採用されている話なので、読んだことのある人も多いと思います。この機会に、ぜひもう一度読んでみてく … 宮沢賢治の作品の中で、広く知られている3作品のあらすじを書きました。 『セロ弾きのゴーシュ』 は、楽器を習っている人、習ったことがある人なら、セロを練習するときのゴーシュの気持ちが、なんとなく分かると思います。 宮沢賢治作 猫の事務所感想です。宮沢賢治の作品の重要なテーマとして、集団から除け者にされた人の苦悩が読み取れます。集団から除け者にされた時にどうすればいいのかまとめています。 記事を読む 宮沢賢治『やまなし』あらすじ・名言・感想~文字を通して覗き見る、美しい谷川・水の底の世界 今回紹介する『やまなし』は、小学校の国語の教材として採用されているのでご存知の方も多いかと思いま … 蟹の子供らはもうよほど大きくなり、底の景色も夏から秋の間にすっかり変りました。 白い 柔 ( やわら ) かな 円石 ( まるいし ) もころがって来、小さな 錐 ( きり ) の形の 水晶 ( すいしょう ) の粒や、 金雲母 ( きんうんも ) のかけらもながれて来てとまりました。 宮沢 賢治 、 ますむら ひろし | 2020/11/1. 概要. 姿が醜いせいで周りから嫌われていた「よだか」という鳥が主人公の『よだかの星』。宮沢賢治の初期作品で、権力や食物連鎖など、作者が抱えていた問題が描かれています。ここではそんな『よだかの星』のあらすじ・解説・感想までをまとまています。 配送料 ¥360. 序 宮沢賢治における他者受容の志向-f銀河鉄道の夜』を手がかりに- 牧野 静 宮沢賢治(1896 ~ 1933) のf銀河鉄道の夜jは数ある彼の作品のうちで も非常に高い人気を誇る。賢治が没した翌年である1934 年に文国堂から刊 行された全集に収録されたのをはじめとし、その後も数多くの出版社からこ 宮沢賢治の童話「やまなし」のあらすじを提供し、クラムボンの正体、魚はなぜ悪いとされるか、やまなしが酒になるのを待つことの意味などの謎にふれながら内容を解説。 2012年3月5日 竹内みちまろ. 宮沢 賢治の小説宮沢賢治 やまなしについてのあらすじや作品解説はもちろん、実際に宮沢賢治 やまなしを読んだユーザによる長文考察レビューや評価を閲覧できます。 宮沢賢治の「やまなし」を読了しました。 小学六年の教科書に採用されているそうですが、出版社が違ったのか、習った記憶が全くなく、図書館かどこかで読んだ記憶がうっすらとあるだけでした。 www.aozora.gr.jp あらすじ 「小さな谷川の底を写した二枚の青い幻燈です。 宮沢賢治の代表作や絵本、そして関連本を10冊ご紹介してきました。いかがでしたでしょうか?「読んでみたい!」という作品が見つかったでしょうか。 宮沢賢治の作った言葉の1つに「イーハトーブ」が … 主人公のよだかは醜い鳥なので、ほかの鳥から嫌われています。 強い鷹などは「俺の名前を勝手に使うな、名前を返せ!」と言うほどです。 よだかは自分の運命を悲しく思い、遠くへ行こうと思います。 ぐんぐんと空に向かって飛び、羽が凍り付くほど高くまで来たとき、よだかは力尽きます。 気がつくと、よだかは自分のからだが青く美しい光になって、静かに燃えているのを見ました。 そしてよだかの星は燃え続けました。今でもまだ燃えています。 双子の星(宮沢賢治)の言葉は、目で読むというより耳に聴こえてくるのです。文字が耳から入ってきます。・・・双子のお星さまの住んでいる 小さな水精のお宮です・・・ことばがトントントン、柔らかくタップしています。水精は水晶です。きれいですね、うつくしいですね。 今回は、宮沢賢治『やまなし』のあらすじと内容解説・感想をご紹介しました。 謎の多い物語ですが、きらきらした水の中が想像できて、読み終わったあとに爽快感を覚える作品です。ぜひ読んでみて下さ … 宮沢賢治『注文の多い料理店』あらすじ|動物を食べるなら、人間も食べられる? 宮沢賢治『どんぐりと山猫』あらすじ|「ばか」が、いちばん「えらい」。 作品の背景. 永訣の朝:宮沢賢治「春と修羅」 宮沢賢治の詩集「春と修羅」には、妹トシの死を悼んだ一連の作品がある。トシは賢治の二歳年下の妹で、賢治とは特別に密接な関係で結ばれていたことはよく知られてい … 宮沢賢治の作品の中でも、不思議な感覚に陥るのが「やまなし」です。こちらはタイトルよりも「クラムボン」という名前が印象に残っている方も多いかもしれません。, 小学生の国語の授業で題材にもなっていますが、何を言っているのか解釈するのは難しいですよね。今回はそんな「やまなし」を再び読み、あらすじや解説、感想をまとめてみました。作品の謎を一緒に考えていきましょう。, この作品は川の生物のくらしが描かれており、人間は登場しません。どんな生き物たちが登場するか整理してみると、以下のようになります。, カニの兄弟が川底で話をしている。上では「クラムボン」が笑っていたが、魚が通ると死んでしまった。しかし、魚が下流の方に行くとクラムボンは再び笑い始める。, 魚は上流と下流を往復し「悪いこと」をしていたが、突然「鉄砲玉のようなもの」に食べられてしまう。カニの兄弟は恐怖に震えるが、そこに父親が現れ、カワセミが魚を捕食したことを教えられた。, カニの子供も大きくなり、季節と共に川底の様子も変わっていった。兄弟たちは泡の大きさを比べ合い、楽しそうにしていたが、突如黒いものが飛び込んでくる。 かつてのカワセミを思い出し、恐れる兄弟。しかし、父親がよくよく見てみるとそれは「やまなし」だった。, 三匹が追いかけていくと「やまなし」はいい匂いをふりまいて、木に引っ掛かり止まった。もう少し待てばおいしいお酒ができると喜び、カニの親子はすみかに帰っていくのだった。, この物語を読んだ人が真っ先に疑問に思うのは「クラムボンって何?」ということでしょう。これに関しては、決まりきった答えはなく生徒の想像に任せるということで、学校の先生たちも苦労しているようです。, 確かに、なんとでも取れる言葉ではあるのですが、クラムボンは水中のプランクトンのようなものではないかと自分は思います。, まず、「クラムボン」という言葉はカニの子供たちが発している言葉だということに注目します。子供たちはあまり外界のことに詳しいわけではありません。だから、「カワセミ」という存在も知らず、「青びかりのまるでぎらぎらする鉄砲弾のようなもの」と表現しています。, ここから、自分たちがよく知らないが川にいるものにクラムボンという名前を付けて呼んでいたのではないかと考えられます。クラムボン=霊的な存在という説もありますが、それは拡大解釈のように私は思いますね。, さて、そのクラムボンですが、魚が上流のほうに移動すると死んでしまうことが本文からわかります。, …まだまだ全然わかりませんね。この状態ではクラムボン=泡、日光といった説も否定できない気がします。しかし、もう少し読むと次のようなことが書かれています。, 「魚は何かをとっている」ということが兄のカニから語られています。この「何か」の正体も明言されてはいませんが、先ほどの「クラムボンにとって魚は好ましくない存在」ということを考えると、魚がとっていたのはクラムボンなのでは?と思えます。, そうなると、クラムボン=魚のエサという図式が出来上がり、水中のプランクトンのことかな?と想像されるのです。, ちなみに有力説の一つである「泡」については、違うと言える論拠が一応あります。それは12月の段で、カニの兄弟たちが「泡」という発言を自らしているということです。自分の知っているものを別の名前で呼ぶことはないので、クラムボン=泡は違うのではないかと思います。もちろん、カニの兄弟が成長して言葉を覚えたんだという反論もありますが…, しかし、それよりも、プランクトンを魚が食べ、その魚をカワセミが食べるという食物連鎖の図式をカニたちが恐れるというように解釈したほうが自然ではないでしょうか?, この作品のタイトルにもなっているやまなしですが、これはいったい何なのでしょうか。調べてみると、やまなしという果物は実在し、次のように説明されています。, ・熟するまで一定期間置くが、味は和なしに近い。また、食感も和なし同様シャリシャリした歯ごたえがある。, 結構マイナーな果物で、一般的な梨のほうがおいしいという人が多いようです。ですが、作品のタイトルにもつけられ、作中でも非常に良いものとして扱われていますね。, 間もなく水はサラサラ鳴り、天井の波はいよいよ青い焔をあげ、やまなしは横になって木の枝にひっかかってとまり、その上には月光の虹がもかもか集まりました。, 『待て待て、もう二日ばかり待つとね、こいつは下へ沈んで来る、それからひとりでにおいしいお酒ができるから、さあ、もう帰って寝よう、おいで』, カニたちにとっても、やまなしはごちそうのようです。しかし、どうしてやまなしが登場し、どんな意味を持つのでしょうか。これは難しいですが、賢治の幸福への考えから考察してみましょう。, やまなしが表しているのは、幸福そのものだと考えられます。またこれは、5月に登場したカワセミとの対比になっていると思います。思い返してみれば、カワセミもやまなしも共通点があります。それは、カニたちの世界=川の中に突然現れたものという点です。, しかし、カワセミは魚を食べてしまい、カニの兄弟は恐れを抱きました。一方のやまなしは、辺りに良い匂いをふりまいて、カニたちは幸せな気分になりました。この対比が何を示しているのか、ヒントとなりそうな言葉があります。, 賢治の考える幸せというものは、全体の幸福に根差したもの。そう考えると、やまなしは川の中という世界全体に良い匂いをもたらし、何の犠牲も払わせていません。これこそ、彼の幸福観そのものではないでしょうか。, 「やまなし」を5段階で評価すると、上記のようになりました。ものすごく短いお話なので、5分もあれば簡単に読むことができます。難しい言葉も出てこないので、子供でもスラスラ読める作品ですね。カニの兄弟の可愛らしい様子にもひかれます。, 宮沢賢治らしく作品には、どこか幻想的な雰囲気が漂っています。また、謎の存在である「クラムボン」も出てきて、不思議な感覚に陥ります。, ただ、先ほども少し触れましたが解釈が非常に分かれる作品です。「クラムボンの正体」や「作品のテーマ」について私の考えをお伝えしましたが、人によっては全然違った解釈もあり得ます。自分なりの解釈を持つことができれば、作品の味わいもより深まりますが、何となく読むだけだと面白さが実感できないかもしれません。, 今回は宮沢賢治の「やまなし」のあらすじと解釈をお伝えしました。「ほんとうのさいわい」というテーマは宮沢賢治の小説にも多く登場していますね。例えば、「銀河鉄道の夜」でも主人公のジョバンニが旅の中で「ほんとうのさいわい」を探していきます。, 一方で、魚やカワセミといった存在は、生きるために他者を犠牲にする存在として描かれています。生きるために他の生き物を食べることは仕方のないことですが、これは賢治の考える「世界全体が幸福」という状態には当てはまりませんよね。, 賢治はこの作品を通して、すべての人が幸福であることの素晴らしさを訴えたかったのだと感じました。. 『やまなし/宮沢賢治』の狐人的な【読書メモと感想】。不思議とみんなの心に残る童話。クラムボンとは何なのか?カニの吐く泡?プランクトン?コロボックル?人間の子供?ソ連のスパイ?クラムボンは正体を明かしてはいけない… この絵本に関連するタグ一覧. 青空文庫は、著作権が消滅した作品を無料で提供しているインターネット図書館。ここでは、青空文庫2020年5月のアクセスランキングを元に、作品の朗読が聴けるYouTube動画を紹介。文豪の名作を素敵な声の朗読で楽しむのもオツ。聴いてみて下さい。 宮沢賢治は病み上がりでしたが、合肥肥料の注文取りや販売に力を注ぎ、9月19日には上京し販売活動を行うようになります。 しかし、翌20日に宮沢賢治は倒れ再び花巻に戻り療養生活となりました。 この際に書かれたのが「雨ニモマケズ」です。