受給資格が取れても、受け取れる年金は? 平成29年8月1日から資格期間が10年以上あれば、老齢年金を受け取ることができるようになりましが、それまでは25年必要でした。受給資格期間が足りない人も年金を受け取れるように、短縮されたのです。 年金相談をしていると「厚生年金は何年払えば満額になるの?」あるいは「厚生年金を40年払っていれば満額になるんでしょ」というご質問を受けること … もらえる年金に上限はあるのでしょうか?令和2年度の老齢基礎年金の満額は78万1700円で、毎年物価や賃金の変動によって見直しされます。ちなみに国民年金制度がスタートした昭和36年は2万4000円でした。一方、老齢厚生年金には満額という概念はありません。 年金相談をしていると「厚生年金は何年払えば満額になるの?」あるいは「厚生年金を40年払っていれば満額になるんでしょ」というご質問を受けることがあります。, 年金相談に来られるお客様は50代の方がほとんどですが、この質問は50代の男性から寄せられることが圧倒的に多いという特徴があります。, 老後の収入の柱として年金は大切だという認識があるものの、あまり深く考えたくないと思う方もかなり多いようで、厚生年金には満額が存在すると思う方がいるのも仕方がないところです。, この記事では、「厚生年金は何年払えば満額になるの」。その答えを簡単にお伝えしていきたいと思います。, 結論を先に書くと、年金で満額という言葉を使うのは老齢基礎年金だけです。老齢厚生年金に「何年払えば満額になる」という考え方はありません。, 国民年金に加入するのは20歳から60歳になるまでの40年間(480月)で、すべてにわたって国民年金保険料を納付すると満額の老齢基礎年金が支給されます。, 年金額は毎年度見直しをされるので金額も変化をしますが、年額約80万円が満額になります。, 国民年金第1号被保険者の強制加入期間は20歳~60歳までの40年間で、すべて国民年金保険料を納付すると満額になります。, 国民年金法では、国民年金に加入する人について3つの種別を設けています。それが、第1号被保険者・第2号被保険者・第3号被保険者です。, 第2号被保険者は会社員や公務員など、いわゆる「被用者年金」に加入している方で、給与や賞与などから厚生年金保険料が差し引かれています。, 厚生年金保険料を支払っているので老齢厚生年金を受けられるわけですが、20歳から60歳になるまでの厚生年金保険料の中には国民年金保険料も含まれています。, ただし一定要件を満たした場合は、老齢基礎年金と同じような計算をした「経過的加算」が、厚生年金の制度から支給されます。, 第3号被保険者は、自らが国民年金保険料を支払っているわけではありませんが、支払ったものとみなされます。, 国民年金保険料は20歳以上60歳未満であれば、第1号被保険者・第2号被保険者・第3号被保険者のすべてが納付しています。, 例えば、40年間すべてにわたって第2号被保険者や第3号被保険者であったという人は、65歳からの老齢基礎年金は満額になります。, 一方、第1号被保険者は自ら国民年金保険料を納付しなければならないので、40年間のどこかで未納が発生していることもあります。, また、国民年金には猶予や免除という仕組みがあります。猶予は老齢基礎年金額の計算対象にはなりませんし、免除は老齢基礎年金額が減額して計算されます。, 老齢基礎年金が満額になる人は前述のとおりですが、老齢基礎年金が満額にならない人はどのような人でしょうか。, まず、考えられるのは20歳から60歳までの間で年金制度に加入していなかった時期がある人です。, また、ずっと年金制度に加入していた方でも第1号被保険者として国民年金保険料を未納にしていた、あるいは猶予や免除を利用していた方も満額にはなりません。, ただ、かつての老齢厚生年金は60歳で支給されていたため、性別と生年月日に応じて60歳から65歳へと支給開始年齢を徐々に引き上げるという経過措置がありました。, また元々の厚生年金は2階建てで、1階を「定額部分」、2階を「報酬比例部分」としていました。, 実はこの定額部分については、現在の老齢基礎年金と似たような仕組みを持っていたので「満額」という考え方もありました。, ただし、原則として男性で昭和24年4月2日以降生まれ、女性で昭和29年4月2日以降生まれの方に定額部分は支給されないので、この方々は報酬比例部分の年金だけを受け取ることになります。, さらに、男性で昭和36年4月2日以降生まれ、女性で昭和41年4月2日以降生まれの方には報酬比例部分もありません。, このサイトは「50歳台で考える老後のお金」をテーマにしていますが、既に50代の多くの方が「特別支給の老齢厚生年金」を受けられない方だと思われますので、これからは65歳からの老齢厚生年金に絞って考えていきたいと思います。, ざっくりと言ってしまえば老齢厚生年金の額は、厚生年金の加入月数と、厚生年金に加入していた期間の給与や賞与に基づいて計算されます。, 老齢厚生年金の額は、厚生年金の期間が長い方ほど、加入期間中の給与や賞与の高い方ほど多くなります。, 私がお会いしたお客様の中には、中学を卒業して65歳まで一つの会社に勤めていた方もいます。, この方の厚生年金加入期間は16歳から65歳までの約50年間ですが、老齢厚生年金は1ヶ月の加入でも50年の加入でも、定められた計算式に基づき算出されるので「満額」という考え方は存在しません。, 結論を言えば、老齢基礎年金に満額はあるけれど、老齢厚生年金に満額は存在しないということになります。, 「厚生年金に40年加入してもう満額になるから会社を辞めたい」というお客様にお会いすることがあります。, そこで、お客様に「もう仕事をお辞めになりたいんですか」と尋ねると、「これから働き続けても老齢厚生年金が増えないんだったら仕事を辞めようかなと思うけど、年金のことがなければ仕事を続けたい」という方もいます。, そこで「老齢厚生年金に満額はありませんよ」とお伝えすると、何かが吹っ切れたような感じでお帰りになるお客様が多いのがとても印象的です。, 社会保険労務士・ファイナンシャルプランナー(FP)として、年金やライフプランの相談員や講師をしています。 さらに詳しいプロフィールは、上のイラストをクリックしてご覧ください。, この記事では、厚生年金保険料はいつまで支払うのか。 そして、そのことに伴い注意したい点のいくつかについてもご紹介をしていきます。 ・年金の受給を開始されている方もいますが、1953年4月2日~1955年4月1日に生まれた男性と1958年4月2日~1960年4月1日に生まれた女性は、満61歳から特別支給の老齢厚生年金(報酬比例部分)の受給がその後も①~③と順次開始となります。 年金制度についてみなさんはどのくらい知識がありますか? 公的年金は、加入月数や生年月日によってもらえる金額も違ってきます。そこで知っておきたいのが、厚生年金44年加入特例制度。 満額受給できるとはどういうことなのでしょうか? ぜひご覧ください。 国民年金は20歳から60歳までのすべての人が加入する年金で、会社員や公務員の方は、それに加えて厚生年金・共済年金にも加入しています。 そのほか、確定拠出年金、国民年金基金、付加年金など、希望して保険料を払えば、将来の年金額を増やせるという制度もいくつかあります。 年金は受け取れませんので気を付けましょう。 わかりやすくまとめると. 厚生年金は最低何年払えば年金もらえますか。何歳まで 支払えば年金もらえますか。最低支払い年月で毎月いくら もらえますか?> 厚生年金は最低何年払えば年金もらえますか。厚生年金保険における保険事故は「老齢」「死亡」「障害」の3 2016.08.12 65歳以降からは老齢基礎年金も約6.5万円(40年加入の満額の基礎年金が出たとして)出ますし、その時、奥様が65歳未満で奥様ご自身の厚生年金加入期間が20年未満なら、夫の年金に加算される加給年金も月3万円程度ありますので、合計20万円くらいにはなると思います。 生活 国民年金を何年払えば年金(正式には老齢基礎年金)をもらえる資格を得られるんでしょう? 執筆時(2018.2.9)では、10年間です。 10年間ちゃんと国民年金を払えば将来年金がもらえます。 20~60歳までの40年間、国民年金を納付すると老齢基礎年金が満額支給されます。金額は78万100円(平成27年度)。この「満額」、よく勘違いをされています。思わぬ損にもつながる典型的な2つの勘違いについて、正しく理解しておきましょう。 30年後や40年後、年金はいくら払えば月額いくらもらえるの?年金保険料は払い損?と疑問の声も耳にします。国民年金・厚生年金がいくらもらえるのか、年金額の基礎となる平均標準報酬月額から年収別・支払期間別の計算方法を解説します。年金の最高額、最悪の事態のケースも解説します。 厚生年金は何年払えば満額になるのか?と考える方も多いのではないでしょうか。 しかし、これについても国民年金と混同してしまっている結果と … 国民年金を20歳~60歳間で25年以上支払うと年金の受け取りができ、 40年払うと満額がもらえる。 厚生年金加入時は国民年金にも同時に加入していることになる。 先行きが不透明感ただよい、今後どうなるかわからない、と心配な年金ですが、将来の生活設計を考える上では「どれほどもらえるんだろう」と重要な1要素になるのは確かです。 国民年金では「満額」支給される、ということがよく言われますが、では厚生年金にも満額ってあるんでしょうか… …, 厚生年金保険の保険料算出の要素の一つになっているのが標準報酬月額です。 従来、厚生年金の標準報酬月額の上限は62万円でしたが、2020 …, 昭和17年に原型がつくられた厚生年金は、何回も制度の大きな見直しが行われています。 その中で厚生年金保険料率に関しては、平成15年度と …. 年金の受給について教えてください。私の年金加入状況は、・会社員時代の厚生年金が236か月・退職後、フリーターとなり国民年金(第1号被保険者)が59か月です。このまま国民年金を支払い続け、会社員時代の236か月と合算し、3 収入印紙って何??購入できる場所は?コンビニ?郵便局?割印、消印、捨印、訂正印、契印の方法!, レッドブルの効果の時間は!?~眠気、運動(スポーツ)、勉強に効果的なのか効果ないのか~, 牛乳を飲むと下痢してしまうのはなぜ?原因は?大人と子供でなりやすさが違う!~対処法、対策法の治し方で改善~, ★生前退位★元号は誰が考えるの?誰が決めるの?次の年号は?~明治・大正・昭和・平成~, アメリカのニュージャージー州のリゾート・Cape May(ケープメイ)の観光や行き方は?〜ニューヨークから車で2時間半、アメリカでもっとも美しいビーチの1つ〜, ひまわりの上手な育て方とは?種まきや種取り、間引き、プランターの方法、時期は?~わかりやすく解説♪~, お風呂でおならはかなり危険!大腸菌がお風呂に溶けてしまう!よく出るおならに要注意♪, アメリカ領事館のビザ面接〜落ちる理由!!ビザスタンプ・あまり知られていない実は非常に不条理なシステム〜, ガムシロップを飲むのは危険っ!!その成分は?賞味期限切れても大丈夫?~なぜ大門美知子はドラマであんなにガムシロップを飲むのか~, 電車の振替輸送とは〜仕組みや方法〜PASMO(パスモ)やSuica(スイカ)でもできるの?料金は?」, わさび漬けの効果・効能とは?アルコール分はあるの?賞味期限は?~美味しい食べ方を教えて♪~. ところで、国民年金(老齢国民年金)が1ヶ月未納だった場合、どのくらい減るだろうか? 国民年金(老齢国民年金)は40年(480月)納付すると満額もらえる。 その額、満額 779,300円 / 年(平成30年からもらう場合) 単純にこれを割ってあげると、1年分は、 779,300円 / 40年 = 19,482.5円 1ヶ月分は、 19,482.5円 / 12ヶ月 = 1,623.5円 1ヶ月未納であれば、 年額で1,623.5円減ることになる。 6ヶ月未納の自分の場合、 年額で約9,74… ©Copyright2020 S・I・R・I・T・A・I.All Rights Reserved. saburoon346_j1u8ip4h, 厚生年金は給料に応じて保険料が異なり、受け取る年金額も納めた保険料に応じて変わります。. 厚生年金保険の加入期間が44年以上になった場合の特例(以下、長期加入者特例)は、特別支給の老齢厚生年金に対するものである。まずは特別支給の老齢厚生年金について概要を把握する必要がある。 2000年の法令改正により、老齢厚生年金の受給開始は60歳から65歳へと引き上げられた。だが、支給開始年齢を段階的に、スムーズに引き上げるために暫定的な措置として、60歳から64歳までの間に受給できる「特別支給の老齢厚生年金」の制度が作られた。 この特別支給の老齢厚生年金は、具体的に以 … 国民年金を何年払えば年金をもらえるのか . 国民年金や厚生年金の加入期間が10年未満の場合は? 老齢基礎年金を受給するための受給資格期間が10年に満たない場合や、老齢基礎年金を満額受給できない場合は、60歳以上の方であっても最長70歳まで国民年金に任意加入することができます。 厚生年金に44年以上加入すると、報酬比例部分に加えて定額部分がもらえます!、当事務所は、給与計算、労務リスク相談、社会保険手続きから、国や県の助成金活用アドバイスなど幅広く行っております。地域の皆様の事業や夢の実現に向けてお手伝いさせていただきます。 厚生年金に「何年払えば満額になる」という考え方はない 老齢基礎年金も老齢厚生年金も支給開始は65歳です。 ただ、かつての老齢厚生年金は60歳で支給されていたため、性別と生年月日に応じて60歳から65歳へと支給開始年齢を徐々に引き上げるという経過措置がありました。 厚生年金は、社会人として会社に就職すると厚生年金に加入が可能となります。 加入は、15歳から可能で最大で70歳まで加入することが可能です。 (6)厚生年金の満額 厚生年金の受給額は個々の収入に大きく影響されるため、満額という概念はあまりない. 一方、厚生年金から受給できる年金(老齢厚生年金)の額は少し複雑で、次の計算式で算出します。 平成15年4月以降についての計算式(年額) 平均標準報酬額×5,769÷1,000×被保険者期間の月数×スライド … 老齢基礎年金は、保険料納付済期間と保険料免除期間などを合算した受給資格期間が10年以上ある場合に、65歳から受け取ることができます。 また、20歳から60歳になるまでの40年間の全期間保険料を納めた方は、65歳から満額の老齢基礎年金を受給できます。 将来年金を受け取れるのか?年金をもらえる年齢と金額は?年金を受け取れるのか?金額と年齢は?何年納めればいいの?生命保険の選び方と見直しのポイントとタイミングはいつか。生命保険の仕組やおすすめできる生命保険とダメな生命保険やメリットデメリットは? 2016.07.16 厚生年金は何年払えば満額になるのか?必要な振込期間. 1年だけ厚生年金に入ったら、将来いくら年金を貰えるの? フリーターや派遣社員をやるなら、何とか厚生年金ろう; 毎月の社会保険料(健康保険と厚生年金の保険料)は給料の15%だと覚えておこう 「2000万円問題」に大きく揺れた2019年ですが、結果として老後のお金に関心を持つ人が増えたことは、筆者は良かったと思っています。老後のお金で中心となるのは、生涯受け取ることができる公的年金です。では今年金を受け取っている人たちの実際の年金額はいくらなのでしょうか? 老後の生活を支える公的年金、あなたはいくらもらえるか知っていますか?50歳以上で受給資格のある人は、年一回誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」に年金額が書いてあるので大まかな額はわかります。でも50歳未満の人はもらえる時点での年金額の記載がないので不安ですよね。